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医療法人 新瑛会 エストデンタルケア南青山
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虫歯治療の費用はいくら?保険・自費の違いや費用相場を徹底解説

2025年6月30日

こんにちは。港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」です。

虫歯が痛くて歯医者を受診する女性

虫歯の治療費がどれくらいかかるのか、不安に感じている方は少なくないようです。最近では、治療方法や保険の適用範囲が多様化していることから、費用の目安がわかりにくいと感じる方も増えていると考えられています。

歯科医院によっても料金体系が異なる場合があり、「自分の場合はいくら必要なのか」と疑問に思う方が多いのではないでしょうか。

本記事では、虫歯治療の費用について知りたい方が増えている背景や、実際にどのような情報が得られるのかを詳しくご紹介します。

虫歯治療費の基本と保険適用の仕組み

虫歯治療費の基本と保険適用の仕組みのイメージ

虫歯治療を検討する際、多くの方が気になるのが治療費と保険の適用範囲です。実際の費用は、虫歯の進行度や治療方法によって大きく異なります。

また、保険診療と自費診療で選択できる治療内容や費用負担にも違いがあります。

ここでは、虫歯治療費の主な内訳や保険適用の仕組み、そして自費診療の特徴について詳しく解説します。自身の症状や希望に合わせて、どの治療法が適しているか判断するための参考にしてください。

虫歯治療で発生する主な費用項目

虫歯治療の費用は、初診料や再診料、レントゲン撮影、保存治療、外科治療、補綴治療など、治療の内容ごとに発生します。

保存治療は虫歯部分を削り、樹脂や金属で補修する方法です。進行した虫歯の場合、根管治療が必要になることもあります。

健康保険が適用される虫歯治療の範囲

日本の健康保険制度では、虫歯の基本的な治療(保存治療、根管治療、銀歯やプラスチックの詰め物・被せ物など)は保険適用となります。

保険診療では機能回復を目的とした治療が中心で、見た目や耐久性を重視した材料(セラミックやゴールドなど)は保険適用外となる場合があります。

自費診療の特徴

自費診療では、保険適用外の材料や治療法(例:セラミックの詰め物、インプラント治療など)を選択できます。

見た目や耐久性、金属アレルギー対策など、患者さんの希望に合わせた治療が可能ですが、全額自己負担となるため費用は高額になる傾向があります。治療内容や費用、メリット・デメリットを十分に説明してもらい、納得したうえで選択することが重要です。

気になることがあれば、歯科医師や歯科衛生士、または、補綴治療(詰め物や被せ物)の専門医など、複数の意見を聞くことも検討しましょう。

虫歯の進行度別にみる治療費の目安

虫歯の進行度別にみる治療費の目安を説明する歯科医師

虫歯の治療費は、虫歯の進行度や選択される治療法によって大きく異なります。初期段階であれば比較的負担が少なく済みますが、進行すると治療回数がかかり、費用も高額になる傾向があります。

ご自身の症状がどの段階に該当するのかを知り、治療の選択肢や費用の目安を理解することは、納得のいく治療を受ける上で非常に重要です。

ここでは、虫歯の進行度ごとに一般的な治療費の目安と、歯科医院で具体的にどのような質問をするとよいか解説します。

初期虫歯の治療費

初期虫歯は、歯の表面がわずかに溶け始めた状態(脱灰)で、痛みなどの自覚症状がほとんどありません。

この段階では、主に歯科衛生士が行う、フッ素塗布や歯磨き指導などの予防処置(虫歯の進行を防ぐ処置)が中心となり、保険診療の場合は数百円から数千円程度が一般的です。

中等度の虫歯治療費

中等度の虫歯は、歯の内部(象牙質)まで進行し、冷たいものがしみるなどの症状が現れることがあります。この場合、虫歯部分を削り、レジン(CR充填)や金属・セラミックの詰め物(インレー)で補う保存治療が行われます。

保険診療では1,000円〜3,000円程度ですが、セラミックなどの材料や範囲によっては自費診療となり、数万円以上かかる場合もあります。

治療法や材料の選択肢について、歯科医師や歯科衛生士に詳しく相談することが大切です。

重度の虫歯治療費(神経治療・抜歯など)

重度の虫歯は歯髄(神経)にまで達しており、強い痛みや腫れを伴うことがあります。この場合、根管治療(歯の神経を除去し、内部を消毒・充填する治療)が必要となり、保険診療で3,000円〜6,000円程度が目安です。

歯が保存できない場合は抜歯となり、その後の補綴治療(入れ歯やブリッジ、インプラントなど)にはさらに高額な費用がかかる場合があります。治療後の選択肢や、専門医の紹介についても遠慮なく質問してみましょう。

治療方法ごとの虫歯治療費の相場

治療方法ごとの虫歯治療費の相場のイメージ

虫歯治療の費用は、治療方法や使用する材料、歯の状態によって大きく異なります。自分に適した治療法を選ぶためには、それぞれの治療にかかる費用の目安や、治療の特徴を理解しておくことが大切です。

ここでは、虫歯治療の代表的な方法ごとに、治療費の相場や治療内容について詳しく解説します。

歯科医院で費用や治療内容について質問する際のポイントや、専門医への相談についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

詰め物(インレー)の費用

インレーとは、虫歯で失われた歯質を部分的に補う詰め物です。保険適用の場合、主に銀合金が使われ、費用は1歯あたり約2,000〜3,000円程度です。

見た目や金属アレルギー対策としてセラミックやゴールドなど自費診療を選ぶ場合、1歯あたり2万円〜5万円程度となることがあります。

材料の違いが費用に大きく影響するため、見た目や耐久性を重視する場合は、歯科医師に素材の特徴や費用について具体的に質問してみましょう。

被せ物(クラウン)の費用

クラウンは、歯全体を覆う被せ物で、虫歯が広範囲に及んだ場合に選択されます。保険適用の銀歯は約3,000〜5,000円、自費診療のセラミッククラウンは素材によって費用が変わります。

オールセラミックやジルコニアの場合は10万〜20万円、e-maxやメタルボンド クラウンの場合は8万〜15万円が費用の目安です。

クラウンの種類や適応範囲によって費用が異なるため、治療前に「保険と自費の違い」「長期的な耐久性」などを歯科医院で確認すると良いでしょう。

根管治療の費用

根管治療は、歯の神経まで虫歯が進行した場合に行われる治療です。保険診療では1歯あたり3,000〜6,000円程度ですが、マイクロスコープなど使用した精密根管治療は自費となり、5万円〜15万円程度かかることがあります。

根管治療は再発リスクもあるため、治療内容や再治療時の費用についても事前に相談することが大切です。

抜歯や入れ歯、ブリッジの費用

重度の虫歯で歯を残せない場合、抜歯やその後の補綴治療(入れ歯やブリッジ)が必要です。抜歯は保険適用で1,000〜3,000円程度、部分入れ歯やブリッジは材料や本数によって異なりますが、保険診療で1万円前後、自費診療では数十万円に及ぶ場合もあります。

治療後の機能回復や見た目も考慮し、歯科医師や歯科衛生士と連携した治療計画を相談することが望ましいです。

虫歯治療費が変動する主な要因

虫歯治療費が変動する主な要因を考える女性

虫歯治療にかかる費用は、患者さん一人ひとりの症状や希望によって大きく異なります。治療費の違いは、虫歯の進行度や治療方法、使用する材料、さらには保険診療か自費診療かの選択によっても左右されます。

ここでは、虫歯治療費が変動する主な要因について、分かりやすく解説します。

虫歯の本数や進行度による違い

虫歯の本数が多いほど、治療にかかる費用も増加します。また、初期の虫歯であれば「保存治療」としてCR(コンポジットレジン)充填など比較的簡単な処置で済む場合が多いですが、進行して神経まで達すると根管治療や補綴治療(被せ物や被せ物)が必要となり、費用も高くなります。

虫歯の進行度は、見た目だけではわからない場合があるので、レントゲンを撮って確認する場合があります。治療前に歯科医師から説明があるか確認し、納得した上で治療をしましょう。

治療方法や使用する材料の違い

虫歯治療には、CR充填、インレー、クラウン、インプラントなどさまざまな方法があります。使用する材料も、保険適用のレジンや銀歯、自費診療のセラミックやジルコニアなど多岐にわたります。

材料によって見た目や耐久性が異なるため、費用も大きく変動します。治療法や材料の選択肢について、歯科医師や歯科衛生士に具体的なメリット・デメリットを質問することが大切です。

保険診療と自費診療の選択

日本では多くの虫歯治療が健康保険の範囲内で受けられますが、見た目や機能性を重視した自費診療を選択する場合、費用は自己負担となります。

保険診療では治療内容や使用材料に制限がありますが、自費診療ではより高度な治療や最新の材料を選ぶことが可能です。費用面や治療内容について、事前に見積もりを依頼し、納得した上で選択することが重要です。

歯科医院ごとの価格差

同じ治療内容でも、歯科医院ごとに価格設定が異なる場合があります。特に自費診療は医院ごとに大きく異なるため、複数の医院でカウンセリングや見積もりを受けることをおすすめします。

また、補綴や審美治療に詳しい歯科医師が在籍している医院では、より専門的な治療や説明が受けられる場合があります。自分に合った医院選びのためにも、治療内容や費用、専門医に相談できるか質問してみてください。

虫歯治療費を抑えるためのポイント

虫歯治療費を抑えるためのポイントのイメージ

ここでは、虫歯治療費をできるだけ抑えつつ、適切な治療を受けるための具体的な方法について詳しく解説します。

保険診療を上手に活用する方法

日本の歯科治療では、虫歯の多くが健康保険の対象となります。例えば、初期の虫歯には「CR充填(コンポジットレジン充填)」や、進行した場合の「根管治療」などが保険適用されます。

ただし、セラミックやインプラントなどの自費診療は全額自己負担です。治療前には「どの治療が保険適用か」「自己負担額はいくらか」を歯科医院で気軽に質問してみましょう。

複数の歯科医院で見積もりを取る重要性

同じ虫歯治療でも、医院ごとに治療方針や費用の説明が異なる場合があります。特に自費診療を提案された場合は、複数の歯科医院で見積もりや治療内容の説明を受けることで、納得のいく選択がしやすくなります。見積もりの際は「治療法の選択肢」「費用の内訳」「治療後のメンテナンス費用」など、具体的な質問を用意しておくと安心です。

また、審美治療やインプラントなどに詳しい歯科医師が在籍しているか、医院の方針や実績も事前にチェックしておくと良いでしょう。

早期発見・早期治療のメリット

虫歯は初期段階で発見・治療することで、治療費や通院回数を大幅に抑えられる場合があります。初期の虫歯なら歯を削る量も少なく、簡単な充填処置で済むことが多いですが、進行すると神経の治療や被せ物が必要となり、費用も高額になりがちです。

日頃から正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、定期検診を受けることで、虫歯の早期発見につながります。

虫歯治療費に関するよくある誤解と注意点

虫歯治療費に関するよくある誤解と注意点のイメージ

虫歯治療費については、「保険が効くから安い」「自由診療は高額」というイメージが先行しがちですが、実際には治療内容や症状の進行度によって費用は大きく異なります。

ここでは、虫歯治療費に関するよくある誤解や注意点について、具体的な治療法や費用の背景、さらに治療を受ける際のポイントについて詳しく解説します。

保険診療でも高額になるケース

保険診療では、CR充填(コンポジットレジン充填)や根管治療などが一般的に適用されますが、進行した虫歯や複雑な治療(たとえば歯の神経を取る根管治療や、歯を大きく削る補綴治療)では、治療回数や材料費がかさみ、自己負担額が増える場合があります。

特に、奥歯の銀歯や前歯の被せ物など、保険適用範囲でも部位や材料によって費用が異なります。治療内容を事前に確認し、不明点は遠慮なく歯科医師や歯科衛生士に質問するとよいでしょう。

自費診療のメリット・デメリット

自費診療は、セラミックやジルコニアなど見た目や耐久性に優れた材料を選択できる一方、全額自己負担となるため費用が高額になる傾向があります。

例えば、インプラントやセラミッククラウンは、見た目や機能性の面でメリットがありますが、治療期間やメンテナンス費用も含めて総合的に検討することが大切です。治療法の選択肢や費用の内訳について、歯科医師や歯科衛生士に相談することも有効です。

治療費だけでなく治療内容も重視する

費用だけで治療法を決めるのではなく、保存治療や外科治療、補綴治療などの選択肢や、その治療が自分の歯の健康にどう影響をしていくかを考える必要があります。

歯の保存が可能な場合は、できるだけ自分の歯を残す治療を選ぶことが長期的な健康維持につながります。

まとめ

笑顔でハツラツとした女性

虫歯治療の費用は、治療内容や虫歯の進行度、保険適用の有無によって大きく異なります。保険適用の場合、初期の虫歯なら数千円程度から治療が可能ですが、進行した場合や自費診療を選ぶと数万円以上かかることもあります。

費用は詰め物や被せ物の材質、治療方法、通院回数などによっても変動します。医療費控除や公的支援を活用することで負担を軽減できる場合もあるため、事前に確認することが大切です。費用や治療内容について不安がある方は、歯科医院で見積もりや説明を受け、納得した上で治療を進めることをおすすめします。

そして、定期検診やセルフケアで、日頃から虫歯が進行しないようにしていくことも、治療費を抑えられる方法の一つということを知っておきましょう。

虫歯治療を検討されている方は、港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」にお気軽にご相談ください。

当院では、院長が全ての患者さんを対応するなど、患者さんの悩みに本気で向き合っています。歯を守りたい、芸能人のような歯にしたい、他院で断られたなどのお悩みを抱えている方はぜひご連絡ください。

当院のホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

歯周病の進行を徹底解説|症状・原因から予防と治療法までわかりやすく解説

2025年6月26日

こんにちは。港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」です。

歯周病のイメージ

歯ぐきからの出血や口臭が気になることはありませんか。それは、歯周病が静かに進行しているサインかもしれません。

歯周病は自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することが多いと考えられています。そのため、早期発見と正しい知識がとても重要です。

歯周病がどのように進行するのかを知ることで、将来の歯の健康を守る第一歩になるでしょう。本記事では、歯周病の定義や進行の仕組み、主な原因、効果的な予防法などについて詳しく解説していきます。

歯周病の進行とは何か

歯周病の進行のイメージ

歯周病は、初期の段階では自覚症状が乏しいため、気付かないうちに進行してしまうことが多い疾患です。

歯ぐきの腫れや出血などの症状が現れたときには、すでに進行している場合もあるため、ご自身の症状や治療の選択肢について正しく理解し、適切な対応を取ることが大切です。歯周病の進行とその仕組みや段階、そして治療や予防のポイントについて詳しく解説していきます。

歯周病の定義と基本的なメカニズム

歯周病とは、歯の周りにある歯ぐきなどの組織が、プラーク(歯垢)に含まれる細菌によって炎症を起こし、徐々に破壊されていく病気です。

細菌が産生する毒素が歯ぐきの炎症を引き起こし、放置すると歯を支えている骨が溶けていくことがあります。

歯周病が進行してしまうことで歯がぐらつき、最終的には抜け落ちることもあります。

歯周病が進行する仕組み

歯周病は、「歯肉溝」と呼ばれる、歯と歯ぐきの境目の小さい溝にプラークが溜まることで始まります。

プラーク中の細菌が炎症を引き起こすことで、歯肉溝が深くなります。この深くなってしまった状態を「歯周ポケット」と呼びます。進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に溶けてしまいます。

歯周病が進行する速度や重症度は、個人の体質や生活習慣、セルフケアの状態によって異なります。

歯肉炎と歯周炎の違い

歯周病は大きく「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。

歯肉炎は歯ぐきのみに炎症がとどまっている状態で、適切な歯磨きや専門的なクリーニングで改善が期待できます。

一方、歯周炎は歯肉炎の状態が悪化し、炎症が歯ぐきの奥深くや骨にまで及んだ状態で、保存治療(スケーリングやルートプレーニング)、場合によっては外科治療が必要になることもあります。

ご自身の状態を知るためには、歯科医院で歯周ポケットの深さや出血の有無を確認してもらい、歯周病専門医や認定歯科衛生士に相談することが大切です。

受診時には「自分の歯周病の進行度はどの段階か」「どのような治療やセルフケアが適切か」といった質問をすると、より具体的なアドバイスが得られます。

歯周病が進行する主な原因

歯周病が進行する主な原因の一つである歯垢と細菌のイメージ

先ほどもお伝えしたように歯周病は、初期段階では自覚症状が乏しいため、気づかないうちに進行してしまうことが多い疾患です。

歯ぐきの腫れや出血だけでなく、放置すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯を失うリスクもあります。

ここでは、歯周病が進行する主な原因について、日常生活に密接に関わる要素ごとに詳しく解説します。

ご自身の生活習慣や体質と照らし合わせながら、必要な対策や歯科医院での相談ポイントを考えてみましょう。

プラーク(歯垢)と歯石の影響

歯周病の最大の原因は、歯の表面に付着するプラーク(歯垢)です。

プラークは細菌の塊で、これが歯肉溝に長期的に存在することで炎症を引き起こし、歯周ポケットが深くなります。

また、プラークが除去されずに時間が経つと、唾液中のミネラルと結びついて歯石となり、歯ブラシでは取り除けなくなります。

歯石は細菌の温床となり、歯周病の進行を加速させるため、定期的な歯科医院でのクリーニングが重要です。

歯周病専門医や認定歯科衛生士に「自分の歯周ポケットの深さ」や「プラークと歯石の付着状況」を確認し、適切なセルフケア方法を相談すると良いでしょう。

生活習慣や体質によるリスク要因

歯周病の進行には、糖尿病などの全身疾患や、加齢、ホルモンバランスの変化といった体質的要因も影響します。

また、間食の頻度や偏った食生活、不十分なセルフケアもリスクを高めます。

歯周病が進行しやすい背景には、免疫力の低下や唾液の分泌量減少が関与する場合もあります。

喫煙やストレスが与える影響

喫煙は歯ぐきの血流を悪化させ、免疫反応を低下させるため、歯周病の進行リスクを大きく高めます。

また、ストレスも唾液の分泌を減少させたり、免疫機能を低下させたりすることで、歯周病の悪化に関与することが分かっています。

禁煙やストレスマネジメントは、歯周病治療の一環として非常に重要です。

歯周病の進行段階と特徴的な症状

歯周病の初期サインで歯みがきで血が出るイメージ

歯周病は、進行度によって症状や治療法が大きく異なる疾患です。

初期段階では自覚症状が乏しいことが多いため、気づかないうちに進行してしまうケースも少なくありません。

ここでは、歯周病の進行段階ごとの特徴的な症状や、セルフチェックの方法について詳しく解説します。ご自身の状態を把握し、適切な対策や受診のきっかけに役立ててください。

初期(歯肉炎)の症状とサイン

初期の歯周病は「歯肉炎」と呼ばれ、歯ぐきの赤みや腫れ、歯磨き時の出血が主なサインです。

これは歯と歯ぐきの間にプラーク(細菌のかたまり)がたまることで、歯ぐきが炎症を起こすためです。

この段階では歯槽骨(歯ぐきの中にある歯を支える骨)へのダメージはなく、適切なブラッシングや歯科医院でのクリーニングで健康な状態に戻る場合が多いとされています。

軽度歯周炎の症状と進行の目安

歯肉炎が進行すると「軽度歯周炎」となり、歯ぐきが下がったり、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットが形成され始めます。

歯周ポケットの深さが3〜4mm程度となることが目安です。

歯槽骨の吸収が始まる場合があり、歯ぐきの腫れや出血が続くことが特徴です。歯科医院ではスケーリング(歯石除去)やルートプレーニング(根面清掃)などの保存的治療が行われます。

中等度歯周炎の症状とリスク

中等度歯周炎では、歯周ポケットが4〜6mmに深くなり、歯槽骨の吸収が進行します。

歯が揺れてきたり、口臭の悪化、歯ぐきから膿が出ることもあります。

細菌が全身に影響を及ぼすリスクも指摘されており、糖尿病や心疾患との関連も報告されています。この段階では、外科的治療(フラップ手術など)が必要となる場合があります。

重度歯周炎の症状と歯を失うリスク

重度歯周炎では歯周ポケットが6mm以上となり、歯槽骨の大部分が失われます。

歯の著しい動揺や咬んだ時の痛み、歯の位置の変化がみられることもあります。

最悪の場合、歯を抜かなければならないこともあり、失われた歯の治療としてインプラントやブリッジ、入れ歯などの補綴治療が検討が必要になります。

進行度別のセルフチェック方法

歯周病の進行度を自宅で簡易的にチェックするには、歯ぐきの色や腫れ、出血、歯の動き、口臭などに注目してください。歯磨き時の出血や歯ぐきの後退を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

歯周病専門医や認定歯科衛生士の存在も活用すると、専門的なケアやアドバイスを受けやすくなります。

歯周病が進行した場合のリスクと影響

歯周病が進行して脳や心臓の病気になるイメージ

歯周病が進行すると、口の中だけでなく全身の健康にもさまざまな影響を及ぼすことが知られています。初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに重症化するケースも少なくありません。

ここでは、歯周病が進行した場合に考えられるリスクや影響について、具体的に解説します。ご自身の症状や治療の選択肢を考える際の参考にしてください。

歯を失うリスクとその後の影響

歯周病が進行すると、歯槽骨が徐々に溶けていき、最終的には歯が抜け落ちてしまう場合があります。歯を失うことで咬む力が低下し、食事のバランスが崩れやすくなったり、発音や顔貌の変化が生じることもあります。

失った歯の治療法としては、ブリッジや入れ歯、インプラントなどがあり、状態に応じて保存治療や外科治療、補綴治療が選択されます。治療法については、歯周病専門医や認定歯科衛生士に相談し、ご自身の生活スタイルや希望を伝えることが大切です。

口臭や見た目への影響

歯周病が進行すると、歯ぐきからの出血や膿、歯のぐらつきなどが現れ、強い口臭や歯ぐきの腫れ、歯並びの変化といった見た目の問題も生じやすくなります。

口臭は、歯周ポケット内で増殖した細菌が産生する揮発性硫黄化合物が主な原因です。これらの症状はセルフケアだけでは改善しにくいため、歯科医院での専門的なクリーニングや歯周治療が必要です。

全身の健康リスクとの関連(糖尿病・心疾患など)

近年、歯周病と全身疾患との関連が注目されています。

特に糖尿病とは相互に悪影響を及ぼす関係があり、歯周病の炎症が血糖コントロールを難しくする場合があります。

また、歯周病菌が血管内に入り込むことで、心疾患や脳梗塞のリスクが高まることも報告されています。

持病がある方は、主治医と歯科医師の連携も重要になるため、歯周病の進行が気になる場合は、生活習慣や全身の健康状態も含めて相談することをおすすめします。

歯周病の進行を防ぐための予防法

歯周病の進行を防ぐために正しい歯みがきをする男性

ここでは、歯周病の進行を防ぐために重要なセルフケアや生活習慣、歯科医院での定期的なケアについて、具体的なポイントを解説します。

毎日のセルフケアのポイント

歯周病の進行を防ぐためには、毎日のセルフケアが欠かせません。

歯垢(プラーク)は歯周病の主な原因であり、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間にたまりやすい特徴があります。

歯垢をしっかりと除去することで、炎症や歯周組織の破壊を予防することができます。特に、歯ぐきが腫れやすい、出血しやすいといった症状がある場合は、セルフケアの見直しが重要です。

正しいブラッシング方法と補助用具の活用

歯ブラシは毛先が歯と歯ぐきの境目にきちんと当たるようにし、力を入れすぎず小刻みに動かすことがポイントです。

歯間ブラシやデンタルフロスは、歯と歯の間に残った歯垢を除去するのに役立ちます。

これらの補助用具を併用することで、通常のブラッシングだけでは届きにくい部分のケアが可能となり、歯周病の進行予防に大きく影響します。

生活習慣の見直しと禁煙の重要性

食生活の乱れや睡眠不足、ストレスは免疫力の低下を招き、歯周病の進行リスクを高める場合があります。

特に喫煙は、歯ぐきの血流を悪化させ、歯周組織の修復を妨げることが知られています。

禁煙に取り組むことで、歯周病の進行を抑える効果が期待できます。

定期的な歯科検診の役割

セルフケアだけでは取りきれない歯石やバイオフィルムと呼ばれる細菌の膜は、セルフケアでは除去できないため、歯科医院での専門的なクリーニング(PMTC)で除去することが重要です。

また、歯周病の進行度や治療の必要性については、歯科医師や歯周病専門医に相談することで、適切なアドバイスや治療計画を立てることができます。

歯周病が進行した場合の治療法

スケーリングをするイメージ

ここでは、歯周病の進行度に応じた治療法や、具体的な処置内容、治療期間や費用の目安について詳しく解説します。

歯科医院でどのような質問をすればよいか、専門医の存在についても触れますので、受診時の参考にしてください。

進行度別の治療法(初期・軽度・中等度・重度)

歯周病の治療は、進行度によって大きく異なります。

初期や軽度の場合は、歯垢や歯石の除去と正しいセルフケア指導が中心です。

中等度になると、歯周ポケットの奥深くまで歯石が付着しやすいため、より専門的なクリーニングや薬剤の使用が必要となります。

重度の場合は、歯槽骨の大きな損失がみられるため、外科的な治療や再生療法も検討されます。

スケーリングやルートプレーニングとは

スケーリングは、歯の表面や歯周ポケット内に付着した歯垢や歯石を専用の器具で取り除く処置です。

ルートプレーニングは、歯の根の表面を滑らかに整え、細菌の再付着を防ぐ治療です。

これらは歯周病の保存的治療の基本であり、初期〜中等度の歯周病で特に重要です。

痛みが心配な場合は、麻酔を使用することもありますので、遠慮なく歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。

歯周外科治療や再生療法について

歯周病が重度に進行し、保存的治療だけでは改善が難しい場合、歯周外科治療が行われます。代表的なものにフラップ手術(歯肉を切開して歯根を直接清掃)や、失われた骨や歯周組織の再生を目指す再生療法(GTR法やエムドゲインなど)があります。

これらの治療は、歯周病専門医や認定歯科衛生士が在籍する歯科医院で相談できます。治療の適応やリスク、術後のケアについても事前にしっかり確認しましょう。

治療期間や費用の目安

歯周病治療の期間は、進行度や治療内容によって大きく異なります。初期〜軽度なら数回の通院で済むことが多いですが、中等度以上や外科治療が必要な場合は数ヶ月以上かかることもあります。

費用は保険診療の範囲内で行える治療が多いですが、再生療法など自費診療となる場合もあります。

治療後に再発を防ぐための注意点

治療後に再発を防ぐために定期歯科検診を受ける男性

歯周病は治療によって症状が改善しても、再発しやすい病気です。そのため、治療後のケアや生活習慣の見直しが非常に重要となります。

ここでは、歯周病の進行を防ぐために治療後に気をつけるべきポイントや、再発防止のためにできる具体的な行動について解説します。

治療後のセルフケアと生活習慣

歯周病の進行を防ぐためには、毎日のセルフケアが欠かせません。歯磨きは歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)を意識し、毛先を45度の角度であてて磨くことが推奨されています。

デンタルフロスや歯間ブラシを使い、歯と歯の間のプラーク(歯垢)も丁寧に除去しましょう。

また、喫煙や過度の飲酒、ストレスは歯周病のリスク因子とされているため、生活習慣の見直しも重要です。食事面では、バランスの良い栄養摂取や、よく噛んで食べることが歯ぐきの健康維持に役立つと考えられています。

定期メンテナンスの重要性

歯科医院での定期的なメンテナンスは、歯周病の再発を早期に発見し、進行を防ぐために不可欠です。

歯石除去や歯周ポケットの深さ測定など、専門的なクリーニングや検査を受けることで、ご自身では気づきにくい変化も把握できます。

再発防止のためにできること

再発を防ぐためには、歯科医師や歯周病専門医、認定歯科衛生士と連携をとることが大切です。

専門家のサポートを受けながら、ご自身に合った予防策を継続することが、歯周病の進行を抑える鍵となります。

歯周病の進行に関するよくある誤解と正しい知識

歯周病の進行に関するよくある誤解と正しい知識について説明する歯科医

ここでは、歯周病の進行に関する代表的な誤解と、その背景にある正しい情報を解説します。

歯周病は年齢のせいだけではない

歯周病は「年を取れば誰でも進行する」と思われがちですが、実際には年齢だけが原因ではありません。歯周病は歯垢(プラーク)に含まれる細菌が歯ぐきに炎症を起こし、やがて歯を支える骨を溶かしていく病気です。

生活習慣や口腔ケアの状態、喫煙、糖尿病などの全身疾患も進行リスクを高める要因となります。

痛みがなくても進行する理由

歯周病は初期から中等度の段階では痛みや自覚症状がほとんど現れません。これは、炎症が歯ぐきの深部や歯を支える骨で静かに進行するためです。

痛みが出るころには、すでに歯を支える組織が大きく失われている場合もあります。症状がないからといって安心せず、定期的な歯科検診で進行状況をチェックすることが重要です。

自己流ケアだけでは不十分な理由

自己流の歯磨きや市販のケア用品だけでは、歯周ポケット内の細菌や歯石を完全に除去することは困難です。

専門的なクリーニングや歯周ポケットの測定、必要に応じた保存治療(スケーリング・ルートプレーニング)、進行度によっては外科治療や補綴治療(インプラント等)など、段階に応じた治療が必要となります。

まとめ

歯周病の進行を予防して快適に食事をする男性

歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支える骨が失われることがあります。

主な原因は歯垢や歯石の蓄積で、初期は自覚症状が少ないため気付きにくいですが、進行すると歯ぐきの腫れや出血、最終的には歯の動揺や喪失につながる可能性もあります。

そして、歯周病予防には毎日の丁寧な歯磨きや定期的な歯科検診が重要です。

進行した場合は、専門的な治療や生活習慣の見直しが必要とされます。気になる症状がある場合や予防について詳しく知りたい場合は、早めに歯科医師へ相談することが勧められます。

歯周病治療を検討されている方は、港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」にお気軽にご相談ください。

当院では、院長が全ての患者さんを対応するなど、患者さんの悩みに本気で向き合っています。歯を守りたい、芸能人のような歯にしたい、他院で断られたなどのお悩みを抱えている方はぜひご連絡ください。

当院のホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

インプラントは痛い?手術中・手術後の痛みや原因、対策まで徹底解説

2025年6月23日

こんにちは。港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」です。

インプラントの歯の様子

 

「インプラント治療は痛い」というイメージを持つ方は少なくありません。

 

しかし、実際にどのタイミングで痛みを感じやすいのか、またその痛みはどの程度なのか、詳しく知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。

 

インプラント治療は複数のステップに分かれており、それぞれの段階で痛みの感じ方が異なる場合があります。手術中の痛みや、手術後に現れる違和感についても、個人差があります。

 

本記事では、インプラント治療の流れと痛みを感じやすいタイミングについて詳しく解説します。

インプラント治療で痛いと感じるのはどんな時か

インプラント治療で痛いと感じる女性

インプラント治療を検討している方の多くが、「治療は痛いのではないか」と不安を感じています。実際に痛みを感じるタイミングや、痛みの原因、そして痛みへの対処法を知ることで、インプラント治療への不安を軽減することができます。

 

ここでは、インプラント治療の流れや痛みを感じやすいタイミング、そして痛みの特徴や対処法について、詳しく解説します。

インプラント治療の流れと痛みを感じやすいタイミング

インプラント治療は、保存治療(歯を残す治療)が困難な場合に選択される外科治療の一つです。

 

治療の流れとしては、事前の診断・治療計画の立案、インプラント体の埋入手術、抜歯・仮歯調整、骨とインプラントの結合を待機、人工歯装着のためのアバットメント装着、人工歯装着、メンテナンスという段階を踏みます。

 

この中で特に痛みを感じやすいのは、埋入手術直後や麻酔が切れた後、そして術後の数日間です。

手術中の痛みの有無と麻酔の役割

手術中は局所麻酔を行うため、術中に痛みを感じることはほとんどありません。

ただし、局所麻酔の効き方には個人差があり、不安が強い場合や過去に麻酔が効きにくかった経験がある場合は、事前に歯科医師に伝えておくことが重要です。

 

不安や恐怖による痛みを軽減する静脈鎮静法を併用する歯科医院もあります。

手術直後や数日後に現れる痛みの特徴

手術直後は、麻酔が切れると軽度から中等度の痛みや腫れが現れる場合があります。

 

これは、インプラントを埋め込んだ部位の骨や歯肉が治癒する過程で生じる生理的な反応です。通常は処方された鎮痛薬でコントロール可能ですが、痛みが強かったり、長引く場合は感染や炎症のリスクも考えられるため、早めに歯科医院へ相談しましょう。

 

セルフケアも痛みの軽減に必要です。正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、刺激の少ない食事を心がけることが大切です。歯科衛生士に術後のケア指導を確認しておきましょう。

インプラント手術中の痛みとその対策

インプラント手術中の痛みを麻酔で和らげるイメージ

インプラント治療に限らず、痛みに対する恐怖心は、治療への一歩を踏み出す妨げにもなります。

 

しかし、現代の歯科医療では、痛みを最小限に抑えるためのさまざまな工夫や技術が進歩しています。ここでは、インプラント手術中の痛みの実際と、その対策について詳しく解説します。

局所麻酔と静脈内鎮静法の違い

インプラント手術では、主に局所麻酔が用いられます。局所麻酔は、手術部位のみの痛みを抑えるだけで、患者さんは意識がある状態で治療を受けます。

一方、静脈内鎮静法とは、鎮静薬を点滴で投与し、リラックスした状態もしくは半分眠ったような状態にする方法です。これにより、痛みや不安感が大幅に軽減されます。

 

ただし、静脈内鎮静法はどの歯科医院でも行っているわけではありません。

 

また、静脈内鎮静が必要かどうかは、患者さんの全身状態や不安の程度、治療の難易度によって異なるため、事前に歯科医師とよく相談することが重要です。

痛みを最小限に抑えるための最新技術

近年では、CT画像による精密な術前診断や、ガイドサージェリーと呼ばれる手術補助装置の活用により、患者さんの負担を最小限に抑えることが可能となっています。

 

また、極細の注射針や表面麻酔剤の使用など、麻酔自体の痛みを和らげる工夫も進んでいます。

 

これらの技術は、患者さんごとに適応が異なるため、治療前にどのような方法かを歯科医院で確認すると安心です。

痛みの感じ方に個人差がある理由

痛みの感じ方には個人差があります。これは、神経の敏感さや過去の治療経験、ストレスや不安の有無、体質などが影響しているためです。

 

また、歯周病や炎症がある場合は麻酔が効きにくく、痛みを感じやすくなることもあります。

 

自分が痛みを感じやすいタイプかどうか不安な場合は、事前にその旨を歯科医師や歯科衛生士に伝えておくといいでしょう。

インプラント手術後の痛みと腫れの原因

インプラント手術後に痛みと腫れが出ている様子

インプラント埋入術後の痛みや腫れは、多くの場合一時的なものですが、その原因や経過、対処法を知ることで不安を軽減し、適切な対応が可能になります。

 

ここでは、インプラント手術後の痛みや腫れのメカニズム、骨造成を伴う場合の特徴、そして痛みが長引く場合に考えられるトラブルについて詳しく解説します。

術後に起こる痛みや腫れのメカニズム

インプラント手術は、人工歯根を顎の骨に埋め込む外科処置です。この際、歯肉や骨に外的な刺激が加わるため、術後に炎症反応が起こりやすくなります。

 

炎症反応は、体が傷を修復しようとする生理的な反応であり、痛みや腫れ、発赤などが現れます。通常、これらの症状は手術後2〜3日がピークで、その後徐々に軽減していきます。患部を冷やしたり、処方された鎮痛薬を適切に服用することで、痛みのコントロールが可能です。

骨造成を伴う場合の痛みの特徴

骨造成とは、骨が不足している場合に骨を増やしておく外科処置で、通常のインプラント手術よりも組織への侵襲が大きくなります。そのため、術後の痛みや腫れはやや強く、長引く傾向があります。

 

骨造成を行った場合は、痛みが1週間程度続くこともありますが、経過観察と適切なケアで多くは改善します。疑問点があれば、歯科医師や歯科衛生士に具体的な注意点を質問すると良いでしょう。

痛みが長引く場合に考えられるトラブル

術後1週間以上経っても強い痛みや腫れが続く場合、術後感染やインプラント周囲炎、骨との結合不全などのトラブルが考えられます。こうした場合、早めに歯科医師に相談し、どのような処置が必要か、また今後の治療方針について具体的に確認することが必要です。

 

また、セルフケアとしては、指示された通りの口腔清掃や食事指導を守ることもこれらの予防につながります。

インプラントの痛みと他の歯科治療との比較

インプラントの痛みと他の歯科治療との比較をするイメージ

インプラント治療は外科的な処置を伴うため、他の歯科治療と比べて痛みの程度や期間が異なることがあります。

 

ここでは、虫歯治療や親知らずの抜歯など、一般的な歯科治療とインプラント治療における痛みの違いや、インプラント治療で感じる痛みの特徴について詳しく解説します。

虫歯治療や親知らず抜歯との痛みの違い

虫歯治療は、虫歯の進行度によっては局所麻酔を使用して痛みを抑えながら治療が行われます。軽度の虫歯であればレジン充填で済み、治療後の痛みも比較的軽く済みます。

 

一方、親知らずの抜歯は外科治療に分類され、抜歯後に腫れや痛みが数日間続く場合があります。インプラント治療も外科手術ですが、局所麻酔を行なうため、手術中の痛みはほとんど感じません。

 

ただし、術後は親知らず抜歯と同様に、腫れや鈍い痛みが数日から1週間程度続くことがあります。痛みの感じ方には個人差があり、術前に歯科医師と十分に相談することが大切です。

インプラント治療の痛みの程度と期間

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込むため、体への負担が一定程度生じます。手術直後は、麻酔が切れると軽度から中等度の痛みや違和感を感じることがありますが、通常は処方された鎮痛剤で痛みを抑えることは可能です。

 

痛みのピークは手術翌日から2〜3日後とされており、その後は徐々に治まることが多いです。痛みが長引く場合や強い腫れ、出血が続く場合は、感染症などが考えられるため、早めに歯科医院に相談してください。

インプラントの痛みを和らげるためにできること

インプラントの痛みを和らげるために正しいブラッシング指導をする歯科衛生士

ここでは、インプラントの痛みを和らげるために自宅でできる対策や、薬の使い方、日常生活で気をつけるポイントについて詳しく解説します。

自宅でできる痛みの対策と生活上の注意点

インプラント手術後は、まず患部を清潔に保つことが大切です。歯科医師や歯科衛生士の指導に従い、やわらかい歯ブラシやデンタルフロスを用いて丁寧に口腔内をケアしてください。

 

強い刺激やうがいを避け、腫れや痛みがある場合は冷たいタオルで軽く冷やすと症状が和らぐことがあります。また、無理に硬いものを噛むと傷口が悪化する場合があるため、やわらかい食事を心がけましょう。

 

痛みが長引く場合や出血が止まらない場合は、早めに歯科医院に相談することが重要です。

痛み止めの正しい使い方と注意点

痛み止め(鎮痛薬)は、歯科医師から処方されたものを指示通りに服用してください。市販薬を自己判断で追加することは避け、用量・用法を守ることが副作用防止につながります。

 

痛みが強くなった場合や、薬が効かない場合は、どのタイミングで痛みが強くなるのか、どんな痛みなのかを記録し、早めに歯科医師へ具体的に伝えると、より適切な対応が受けやすくなります。

飲酒・喫煙・食事で気をつけるポイント

インプラント治療後の飲酒や喫煙は、傷の治癒を妨げたり、感染リスクが高まる可能性があります。特に喫煙は歯肉や周辺組織の血流を悪化させ、インプラントと骨の結合を阻害します。

 

食事は刺激物や硬い食品を避け、栄養バランスの良いものを選ぶことで、患部の回復を助けることができます。インプラント治療中はこれらの点を意識し、疑問があれば歯科医院で具体的に質問してみましょう。

インプラント治療後に痛みが続く場合の対応

インプラント治療後に痛みが続き歯科医師に相談する女性

ここでは、インプラント治療後の痛みが続く場合の主な原因や、早期対応の重要性、そして再発予防のためのメンテナンスについて詳しく解説します。

痛みはインプラント周囲炎や噛み合わせ不良のサイン

インプラント治療後の痛みの原因として多いのが「インプラント周囲炎」です。これはインプラントの周囲に炎症が起きる状態で、歯周病と同様に歯ぐきの腫れ、出血、膿が出ることもあります。

 

この原因には、セルフケア不足による細菌感染、噛み合わせの不良などがあります。噛み合わせが合っていない場合、インプラントに過度な力が加わり、骨や周囲組織に炎症や痛みを引き起こすことがあります。

 

違和感や痛みが続く場合は、インプラントの安定性や噛み合わせを歯科医院で再評価してもらうことが大切です。

早めに歯科医院を受診すべき症状

早めに歯科医院を受診した方がいい症状とは、痛みが強い、腫れや出血がある、患部から膿が出る、インプラントが揺れる、発熱を伴うなどの症状がある場合です。

 

そして、受診時には「いつから痛みがあるのか」「どのような痛みか」「セルフケアの状況」などを具体的に伝えると、診断がスムーズになります。

治療後の定期的なメンテナンスの重要性

インプラントを長く快適に使い続けるためには、治療後の定期的なメンテナンスが不可欠です。歯科医院でのプロフェッショナルケアだけでなく、正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、食生活の見直しなど、日常のセルフケアも重要です。

 

メンテナンス時には、インプラントの動揺や周囲組織の炎症、噛み合わせの変化などを早期に発見できるため、トラブルの予防に繋がります。定期的な受診の目安やセルフケア方法についても、歯科医院で確認しておきましょう。

インプラントの痛みに関するよくある誤解と正しい知識

インプラントの痛みに関するよくある誤解と正しい知識の説明を受ける女性

ここでは、インプラント治療に関する痛みの実態や、正しい知識をもとに不安を軽減するためのポイントについて詳しく解説します。

インプラントは痛いという誤解

「インプラント=痛い」というイメージは根強いものですが、実際の手術自体は局所麻酔下で行われるため、術中の痛みはほとんど感じない場合が多いです。

 

術後には腫れや軽い痛みが出ることがありますが、これは一般的な外科処置後の炎症反応によるもので、数日から1週間程度で治まることがほとんどです。

 

痛みの程度や期間は、個人の体質や治癒力、手術の範囲によって異なります。

痛みへの不安を軽減するための正しい情報

インプラント治療の痛みへの不安を和らげるためには、治療前に歯科医師と十分にコミュニケーションを取っておくことが重要です。

 

例えば、「自分の持病や服用中の薬がインプラント治療に影響しないか」「術後にどのようなセルフケアが必要か」など、具体的な質問をしておくと良いでしょう。

 

術後のセルフケアとしては、正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、バランスの良い食事を心がけることで、炎症や感染の予防につながります。

 

信頼できる医療機関で十分な説明を受けることが、安心して治療に臨むための第一歩です。

まとめ

インプラント治療が成功し笑顔になる女性

インプラント治療は「痛いのでは」と不安に感じる方も多いですが、手術中は局所麻酔が使用されるため、強い痛みを感じることは少ないです。また静脈内鎮静法を使う場合もあります。

 

手術後は腫れや軽い痛みが出ることもありますが、これは数日で治まるケースが一般的です。痛みを和らげるためには、事前の説明や術後のケアが重要です。

 

万一、痛みが長引く場合は早めに歯科医へ相談しましょう。納得できる治療のためにも、治療実績や説明の丁寧さを基準に歯科医院を選ぶことが大切です。

 

インプラント治療を検討されている方は、港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」にお気軽にご相談ください。

 

当院では、院長が全ての患者さんを対応するなど、患者さんの悩みに本気で向き合っています。歯を守りたい、芸能人のような歯にしたい、他院で断られたなどのお悩みを抱えている方はぜひご連絡ください。

 

当院のホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

インプラントとは?メリット・デメリットや費用も解説!

2025年6月21日

こんにちは。港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」です。

インプラントのイメージ

 

インプラントは、失った歯を補う場合に行う治療法のひとつです。基本的には自由診療のため費用が高く、費用面からインプラントを選択するか悩む方も多いでしょう。

今回は「具体的にインプラントがどのような治療か知りたい」という方のために、インプラントとはどのような治療か解説します。入れ歯と異なる点やインプラントのメリット・デメリット、治療の流れや費用についてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントとは?

インプラントの構造

 

インプラントとは、顎の骨に人工歯根のインプラント体を埋入して人工歯を装着し、虫歯や歯周病などで失った歯を補う治療法です。顎の骨にしっかり固定されて独立して機能するため、他の歯に負担を与えず、審美性や機能性にも優れています。

しかし、インプラントは手術が必要である点や、自由診療のため費用が高額で治療期間も長い点からハードルが高いといえます。

また、歯科医師の技術や歯科医院の設備により、成功率も大きく変動するでしょう。どの歯科医院で治療を受けるか、慎重に検討することも重要です。

ブリッジや入れ歯との違い

ブリッジや入れ歯との違いについて説明する歯科衛生士

 

歯を失った際の治療法として、インプラントの他にもブリッジや入れ歯という選択肢があります。インプラントとの大きな違いは、ブリッジや入れ歯は周囲の歯を削ったり、バネを引っかけたりするため、他の歯に負担がかかるという点です。

入れ歯やブリッジを使うことで、他の健康な歯の寿命が短くなる可能性があるのです。

また、インプラントに比べて、ブリッジや入れ歯は目立ちやすいです。ブリッジや入れ歯でも見た目に配慮されたものがありますが、インプラントのほうが自然に見えるでしょう。

しかし、ブリッジや入れ歯は保険診療で行えるため、費用負担を減らすことができます。インプラントのように外科手術が必要ないので、体への負担も軽いといえるでしょう。

失った歯を補う方法は様々ですが、それぞれの違いとメリットとデメリットを踏まえ、ご自身にとってより良い治療方法を選択することが大切です。

インプラントのメリット

インプラントのメリットのイメージ

 

インプラントには、以下のメリットがあります。

自分の歯のように噛める

インプラントでは人工歯根が顎の骨に埋め込まれているため安定感があり、自分の歯のようにしっかり噛めることが大きなメリットです。ブリッジや入れ歯では、インプラントのような安定感は得られないでしょう。

人工歯根であるインプラント体は、生体親和性が高いチタンでできています。骨と結合しやすく、劣化しにくいという特徴があります。

健康な歯に負担をかけない

インプラントは独立して機能するため、他の歯に負担をかけません。健康な歯を1本でも多く維持することにつながる点は、インプラントのメリットといえるでしょう。

骨が痩せるのを防げる

歯を失うと、その部分の顎の骨は徐々に痩せていきます。インプラントでは顎の骨にインプラント体を埋めるため、噛む度に刺激が加わって顎の骨が痩せていくのを防げるでしょう。

見た目が自然

保険の入れ歯やブリッジの場合、使用できる素材が限定されています。そのため、高い審美性は期待できないでしょう。

しかし、インプラントは人工歯にセラミックやジルコニアなど、審美性の高い素材を使用できるので、天然歯と同じような見た目を再現できます。また、金属のバネなども存在しないので、周りから気づかれることもないでしょう。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットのイメージ

 

インプラントには、以下のデメリットがあります。

外科手術が必要

インプラントでは、顎の骨に穴を開けてインプラント体を埋入する手術や、歯茎を切開する手術を行います。麻酔は行いますが、外科手術に恐怖を抱く方にとっては大きなデメリットになるでしょう。

また、糖尿病や骨粗しょう症の方などは、手術が行えないこともあります。持病がある方は、事前に主治医に相談してください。

治療費が高額

インプラントは自由診療のため、1本のみの治療であっても高額な治療費がかかります。インプラント体を埋めるのに十分な骨の量がない場合などは、骨を増やす手術が必要になるのでさらに費用がかかるでしょう。

インプラントを検討する際は、費用やメリット・デメリットなど様々な点を考慮して歯科医師としっかり相談しましょう。

治療期間が長い

入れ歯やブリッジと比較すると、インプラントは治療期間が長いです。インプラント体を埋入し、インプラント体と顎の骨が結合するまで待つ必要があるからです。

患者さまの状態にもよりますが、一般的には3ヶ月~1年ほどかかるとされています。

インプラント周囲炎のリスクがある

インプラント治療を終えた後は、定期的に歯科医院を受診してメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎になる可能性があるでしょう。

インプラント周囲炎とは天然歯でいう歯周病のことで、初期段階では自覚症状がほとんどなく、進行が早いのが大きな特徴です。最悪の場合には顎の骨が溶かされ、インプラントが脱落する恐れもあるでしょう。

インプラント周囲炎の原因は、口腔内が不衛生になり細菌が繁殖することです。そのため、メンテナンスには欠かさず通い、口腔内を清潔に保ちましょう。

インプラント治療の流れ

インプラント治療のカウンセリングの様子

 

インプラント治療は、以下の流れで行います。

カウンセリング

インプラント治療を受けるにあたって、患者さまのお悩みや希望などをお伺いし、治療内容や費用について説明します。歯科医院によって治療方針や費用、設備等は異なるため、しっかりと疑問点や不安なことは尋ねておきましょう。

無料でカウンセリングを行っている歯科医院も多いので、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、ご自身に合った歯科医院を選ぶことが重要です。

検査、治療計画立案

歯科用CTや口腔内カメラなどを使って検査します。顎の骨の密度や量も確認し、顎の骨の状態によってはインプラント治療の前に顎の骨を増やす骨造成を行います。

検査の結果をもとに治療計画を作成して、今後のスケジュールや見積り金額を提示します。治療計画の内容や治療費用に納得いただけたら、契約を結び治療を開始します。

インプラントを埋入する

歯茎を開いて顎の骨に穴を開け、治療計画にそってインプラント体を埋入します。埋入に必要な時間は、1本あたり30分ほどです。

基本的に、インプラントの埋入手術は日帰りで行えます。また、翌日から身体を激しく動かさないデスクワークを行うことも可能でしょう。

インプラント治療には一回法と二回法があり、一回法の場合は、インプラント体の埋入と同時にアバットメントも取り付けます。

抜糸、仮歯の調整

インプラント埋入手術の終了後2週間程度で、傷口を塞ぐために使用した糸を抜きます。抜糸終了後、必要に応じて仮歯を作成・調整します。

仮歯があるので噛むことができますが、インプラント体の定着に影響を及ぼす可能性があるため、硬い物は噛まないようにしてください。

アバットメントを取り付ける

二回法の場合は、2ヶ月~3ヶ月ほど顎の骨にインプラント体が定着するのを待ち、きちんと定着していることが確認できたらインプラント体にアバットメントを取り付けます。

アバットメントの装着後は、切開した歯茎が整うまで1〜2週間ほど様子を見ます。二次手術も入院の必要はなく、日帰りで対応可能です。

型取り

患者さまのお口の状態や噛み合わせに合った人工歯を作るため、型取りを行います。形や色など、周りの天然歯に馴染むように人工歯を製作します。

人工歯を装着する

人工歯が完成したら、アバットメントの上に取り付けます。噛み合わせや形・色を確認し、気になることがあれば歯科医師に伝えましょう。問題がなければ治療完了です。

メンテナンス

インプラント治療後は、定期的に歯科医院を受診してメンテナンスを受ける必要があります。インプラントを長持ちさせるためにも、欠かさずに通いましょう。

インプラント治療にかかる費用

インプラント治療にかかる費用のイメージ

 

一般的にインプラント治療にかかる費用は、インプラント1本につき30万円~50万円ほどです。顎の骨の量が足りず骨造成が必要な場合は、別途費用がかかるでしょう。

インプラントは基本的には自由診療のため、全額自己負担です。

しかし、生まれつき顎の骨の三分の一が連続していない方、形成不全の方などはインプラント治療が保険適用になる場合もあります。審美目的ではなく、治療目的とみなされる可能性が高いためです。

また、インプラント治療は、医療費控除の対象になることが多いです。その年に払った医療費が一定額以上の場合に対象となるので、治療費の領収書を保管して確定申告を行いましょう。

まとめ

インプラントの歯を指さして笑顔を見せる女性

 

インプラント治療は、口腔機能を取り戻すために有効な治療方法で、周囲の歯にも負担をかけずに治療できるという大きな利点があります。見た目も自分の歯のように自然なので、患者さまにとって満足度の高い治療といえるでしょう。

しかし、自由診療のため費用負担が大きいことや、手術をうける必要があるなどのデメリットもあります。今回はどのような治療なのか重要な点を記載しましたが、不安なことや疑問点があれば歯科医院にご相談ください。

インプラント治療を検討されている方は、港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」にお気軽にご相談ください。

当院では、院長が全ての患者さんを対応するなど、患者さんの悩みに本気で向き合っています。歯を守りたい、芸能人のような歯にしたい、他院で断られたなどのお悩みを抱えている方はぜひご連絡ください。

当院のホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

 

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