医院ブログ

医療法人 新瑛会 エストデンタルケア南青山
診療時間
10:00 ~ 18:00 / / /
  • ※休診日:木・日・祝

外苑前4分
青山一丁目駅6分

お電話でのご予約 03-6384-5430
LINE
キービジュアル

噛み合わせが悪い原因・症状・治療法を徹底解説|セルフチェックと対策も紹介

2025年8月16日

こんにちは。港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」です。

噛み合わせが悪いのが気になっている女性

自分の噛み合わせが悪いと感じるものの、具体的にどんな状態なのか、放置してよいのかわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

実は、噛み合わせの乱れは見た目の問題だけでなく、頭痛や肩こりといった全身の不調につながることもあります。気づかないうちに歯や顎に負担をかけ、将来的な健康リスクを高めてしまう可能性もあるため、早めに正しい知識を知ることが大切です。

この記事では、噛み合わせが悪くなる原因や体に現れる症状、自分でできるチェック方法、主な治療法を解説します。治療にかかる費用や予防法もご紹介するので、噛み合わせの悩みを解消したい方はぜひ参考にしてください。

噛み合わせが悪いとはどういう状態か

噛み合わせが悪いとはどういうことか疑問な女性

 

噛み合わせが悪い状態とは、上下の歯が正しく接触せず、食事や会話の際に歯や顎に負担がかかる状態を指します。

例えば、上下の前歯がしっかり噛み合わず隙間ができる「開咬」、下の歯が上の歯より前に出る「反対咬合(受け口)」、奥歯だけが当たり前歯が噛み合わない「過蓋咬合」など、さまざまなタイプがあります。

これらの状態では、食べ物をうまく噛み切れなかったり、発音がしづらくなったり、顎関節に痛みや違和感が生じることもあります。

また、噛み合わせの乱れが長期間続くと、歯や歯ぐき、顎関節に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

正常な噛み合わせとの違い

正常な噛み合わせでは、上下の歯がバランスよく接触し、食事や会話の際に顎や歯に過度な負担がかからない状態が保たれます。

具体的には、上の前歯が下の前歯をわずかに覆い、奥歯も均等に噛み合うことで、咀嚼や発音がスムーズに行えます。

一方、噛み合わせが悪い場合は、歯並びや顎の位置にズレが生じ、歯や顎への負担が増加します。その結果、歯のすり減りや顎関節症、さらには口腔内の清掃がしにくくなることで虫歯や歯周病のリスクが高まることもあります。

自分の噛み合わせに違和感がある場合は、歯科医師に相談し、適切な診断とアドバイスを受けることが大切です。

噛み合わせが悪くなる主な原因

頬杖をついてスマホを見ている女性

 

噛み合わせが悪くなる主な原因について、ここでは代表的な3つの要因を詳しく解説します。

遺伝や骨格による要因

噛み合わせの悪さには、遺伝的な要素や生まれつきの骨格が大きく関与しています。例えば、顎の大きさや形、歯の並び方は遺伝による影響を受けやすく、家族に同じような傾向が見られることもあります。

また、上顎と下顎のバランスが崩れている場合や、歯の本数や大きさに違いがあると、自然と噛み合わせがずれてしまうことがあります。

生活習慣や癖による影響

日常生活の中で無意識に行っている癖や習慣も、噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。例えば、指しゃぶりや爪を噛む癖、頬杖をつく、片側だけで噛むといった行動は、長期間続くと顎や歯の位置に変化をもたらす可能性があります。

また、口呼吸や舌の位置が正しくない場合も、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼすことが知られています。

歯の欠損や治療後のトラブル

虫歯や歯周病などで歯を失った場合や、詰め物・被せ物などの治療後に噛み合わせが合わなくなるケースもあります。歯が抜けたまま放置すると、周囲の歯が動いてしまい、全体のバランスが崩れることがあります。

また、治療による補綴物が適切でない場合にも、噛み合わせの不調和が生じることがあるため、定期的な歯科受診が重要です。

噛み合わせが悪い場合に現れる症状

噛み合わせが悪いことで頭痛が辛い女性

 

噛み合わせが悪い場合、口の中だけでなく全身にもさまざまな症状が現れることがありますので、主な症状について詳しく解説します。

口腔内の症状(虫歯・歯周病・顎関節症など)

噛み合わせが悪いと、特定の歯に過度な力がかかりやすくなります。その結果、歯のすり減りや欠け、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。

また、顎関節に負担がかかることで、口を開け閉めする際に痛みや違和感、カクカクとした音が生じる顎関節症を引き起こすこともあります。これらの症状は日常生活に支障をきたす場合もあるため、注意が必要です。

全身への影響(頭痛・肩こり・消化不良など)

噛み合わせの乱れは、顎や顔周辺の筋肉に余計な緊張をもたらすことがあり、それが頭痛や肩こりの原因となることがあります。

また、食べ物を十分に噛み砕けないことで消化不良や胃腸への負担が生じる場合も報告されています。

これらの症状は一見、口腔内とは無関係に思えるかもしれませんが、噛み合わせと関連していることがあります。

顔の歪みや発音・滑舌の問題

噛み合わせが悪いと、顔の筋肉のバランスが崩れ、左右非対称な表情や顔の歪みが目立つことがあります。

また、歯並びや噛み合わせの影響で発音が不明瞭になったり、滑舌が悪くなることもあります。

これらの変化は見た目やコミュニケーションにも影響を及ぼすため、気になる場合は歯科医師への相談が勧められます。

噛み合わせが悪いことによるリスクと放置の影響

噛み合わせが悪いことによるリスクと放置の影響のイメージ

噛み合わせが悪い場合に生じるリスクや、放置した場合の影響について詳しく解説します。

症状の進行と将来的な健康リスク

噛み合わせが悪い状態をそのままにしておくと、歯や顎の骨に負担がかかりやすくなります。これにより、歯のすり減りや歯周病、顎関節症といったトラブルが進行する可能性があります。

また、噛む力のバランスが崩れることで、特定の歯に過度な力がかかり、歯の破折や抜け落ちのリスクも高まることが知られています。

さらに、噛み合わせの不調和が長期間続くと、全身の健康にも影響を及ぼす場合があり、肩こりや頭痛、姿勢の悪化などに繋がることもあります。

日常生活や精神面への影響

噛み合わせの悪さは、食事のしづらさや発音のしにくさといった日常生活の不便さを引き起こすことがあります。これにより、食事の楽しみが減少したり、会話に自信を持てなくなったりすることも考えられます。

また、見た目への影響が気になる場合、対人関係や自己評価にも影響が及ぶことがあります。長期間にわたり不快な症状が続くと、ストレスや不安が強まることもあるため、早めの相談や適切な対応が大切です。

噛み合わせが悪いか自分でチェックする方法

噛み合わせが悪いか自分でチェックする方法のイメージ

噛み合わせが悪いかどうかを自宅で簡単にチェックする方法や、セルフチェック時の注意点、受診の目安について解説します。

自宅でできる簡単なセルフチェック方法

まず鏡の前で上下の歯を軽く噛み合わせてみましょう。このとき、前歯や奥歯がきちんと接触しているか、左右どちらかにずれていないかを観察します。

また、口を閉じたときにどちらか一方の歯だけが強く当たる、あるいは歯がうまく噛み合わず隙間ができる場合も噛み合わせの乱れが疑われます。

さらに、食事中に片側だけで噛む癖がある、顎がカクカク鳴る、口を大きく開けにくいといった症状もセルフチェックの参考になります。

チェック時の注意点と受診の目安

セルフチェックはあくまで目安であり、噛み合わせの状態は個人差が大きいため自己判断には限界があります。痛みや違和感が続く場合、または食事や会話に支障がある場合は、早めに歯科医院で専門的な診断を受けることが大切です。

特に顎の痛みや頭痛、肩こりなど全身症状が現れる場合は、噛み合わせ以外の原因も考えられるため、無理に自己判断せず専門家に相談しましょう。

噛み合わせを悪化させないためのセルフケアと予防法

丁寧な歯磨きする女性

噛み合わせが悪化しないようにするためには、日常生活でのセルフケアや予防法を知り、実践することが大切です。

日常生活で気をつけるポイント

噛み合わせを守るためには、まず日常のちょっとした行動に注意を払うことが重要です。例えば、食事の際は片側だけで噛むのではなく、両側をバランスよく使うよう意識しましょう。

また、硬すぎる食べ物を頻繁に食べると歯や顎に負担がかかることがあるため、食材の硬さにも注意が必要です。

さらに、頬杖をつく、うつぶせ寝をするなど、顎に偏った力がかかる姿勢を避けることも噛み合わせの悪化予防につながります。

歯磨きも丁寧に行い、虫歯や歯周病を防ぐことで、噛み合わせのトラブルを未然に防ぐことができます。

悪い癖や習慣の見直し

無意識のうちに行っている癖や習慣も、噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。例えば、歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎に大きな負担をかけるため、できるだけ意識してやめるよう心がけましょう。

ストレスが原因となることも多いため、リラックスできる時間を作ることも大切です。

また、爪を噛む、ペンを噛むなどの癖も、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があるため、意識的に控えるようにしましょう。

これらの習慣を見直すことで、噛み合わせの悪化を予防しやすくなります。

噛み合わせが悪い場合の主な治療法

ワイヤー矯正の説明する歯科医師

 

噛み合わせが悪い場合に考えられる主な治療法について、それぞれの特徴や適応例をわかりやすく解説します。

矯正治療の種類と特徴

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善するために行われる治療法で、ワイヤーとブラケットを使用した一般的な矯正装置のほか、目立ちにくいマウスピース型矯正装置など複数の方法があります。

これらの治療は、患者様の年齢や歯並びの状態、ライフスタイルに合わせて選択されます。矯正治療は比較的長期間を要することが多いですが、歯や顎の成長を利用して根本的な改善を目指す点が特徴です。

治療計画は専門の歯科医師による精密な診断に基づき立案されます。

補綴治療(被せ物・ブリッジ・インプラント)

補綴治療は、歯の欠損や形態異常が原因で噛み合わせが悪い場合に選択されることが多い方法です。被せ物(クラウン)やブリッジ、インプラントを用いて、噛み合わせのバランスを整えます。

これらの治療は、歯の機能回復と審美性の向上を目的としていますが、患者様の口腔内の状態や全身の健康状態によって適応が異なります。

治療前には十分なカウンセリングと検査が必要です。

外科的治療が必要なケース

重度の顎のズレや骨格的な問題が原因で噛み合わせが悪い場合には、外科的治療が検討されることがあります。たとえば顎変形症などでは、歯科矯正と外科手術を組み合わせて治療を行うケースもあります。

外科的治療は身体への負担が大きいため、慎重な診断と多職種による連携が重要です。

噛み合わせ治療に関する費用や期間の目安

噛み合わせ治療に関する費用や期間の目安のイメージ

噛み合わせ治療にかかる費用や治療期間について、主な治療法ごとに具体的な目安を解説します。

治療ごとの費用相場

噛み合わせの治療費は、選択する治療法や症状の程度によって幅があります。

例えば、マウスピースによる治療の場合、保険適用外となることが多く、数万円から十数万円が目安です。矯正治療では、部分矯正であれば数十万円、全体矯正では80万円から120万円程度が一般的な相場です。

被せ物や詰め物で調整する場合、1本あたり数万円から十数万円かかることがあります。

なお、初診料や検査料、調整料などが別途必要となる場合も多いため、事前に医療機関で詳細な見積もりを確認することが大切です。

治療期間と通院回数の目安

治療期間は治療法や症状の重さによって異なります。マウスピース治療は比較的短期間で、数週間から数か月程度で終了するケースが多いですが、矯正治療の場合は1年から2年以上かかることもあります。

通院回数はマウスピース治療で月1回程度、矯正治療では月1〜2回のペースで通うことが一般的です。被せ物や詰め物による調整は、数回の通院で完了することもありますが、症状によっては追加の治療が必要となる場合もあります。

治療後に気をつけたいことと再発予防のポイント

リラックスして伸びをする女性

噛み合わせの治療後は、再発を防ぎ健康な口腔環境を維持するために、日々のセルフケアや定期的な歯科受診が重要です。

治療後のセルフケア

治療後は、正しい歯磨きやデンタルフロスの使用など、基本的な口腔ケアを丁寧に行うことが大切です。特に、力を入れすぎずに歯を磨くことで歯や歯茎への負担を減らし、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えないよう注意しましょう。

また、頬杖やうつ伏せ寝、片側だけで噛む癖など、噛み合わせに影響を及ぼす生活習慣を見直すことも再発予防につながります。

食事の際は、左右均等に噛むことを意識し、硬いものを無理に噛まないよう心がけることが望ましいです。

定期的な歯科受診の重要性

治療後も定期的に歯科医院を受診することで、噛み合わせの状態を専門家にチェックしてもらうことができます。自覚症状がなくても、早期に異常を発見できる場合があり、必要に応じて適切な処置やアドバイスを受けることが可能です。

また、歯科医師によるクリーニングや咬合調整は、噛み合わせのバランス維持やトラブルの予防に役立ちます。定期受診の頻度は個人差がありますが、担当の歯科医師と相談しながら決めると安心です。

噛み合わせが悪いことに関するよくある誤解と正しい知識

指でバツを作る女性

噛み合わせが悪いことについては、誤った情報や思い込みが広がりやすいため、正しい知識を身につけることが大切です。

大人になってからでも治療は可能か

噛み合わせの問題は子どもの頃に治療するものと思われがちですが、大人になってからでも治療を受けることは可能です。成長期を過ぎた後でも、矯正治療や補綴治療(被せ物や入れ歯など)によって噛み合わせの改善が期待できます。

ただし、年齢や口腔内の状態によって治療方法や期間が異なるため、専門の歯科医師と十分に相談することが重要です。

また、噛み合わせの異常が顎関節や全身の健康に影響を及ぼす場合もあるため、早めの受診が勧められます。

歯並びと噛み合わせの違い

歯並びと噛み合わせは混同されやすいですが、実際には異なる概念です。歯並びは歯がきれいに並んでいるかどうかを指し、見た目の美しさに関わります。

一方、噛み合わせは上下の歯が正しく接触しているか、機能的に問題がないかを示します。歯並びが良くても噛み合わせに問題がある場合や、その逆もあり得ます。

正しい診断には、歯科医院での専門的な検査が必要です。自分で判断せず、気になる場合は歯科医師に相談しましょう。

まとめ

本をもって笑顔の女性

噛み合わせが悪い状態は、歯や顎の位置がずれて上下の歯がうまくかみ合わないことを指し、遺伝や生活習慣、歯並びの変化などが原因とされています。

この状態が続くと、顎や歯の痛み、頭痛、肩こりなど様々な症状が現れる場合があります。セルフチェックや日常の予防ケアが重要とされ、治療法には矯正やマウスピース、場合によっては外科的処置も含まれます。

治療には費用や期間がかかることもあり、再発防止のための生活習慣の見直しが推奨されています。

噛み合わせ治療を検討されている方は、港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」にお気軽にご相談ください。

当院では、院長が全ての患者さんを対応するなど、患者さんの悩みに本気で向き合っています。歯を守りたい、芸能人のような歯にしたい、他院で断られたなどのお悩みを抱えている方はぜひご連絡ください。

当院のホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

インプラント治療中の歯がない期間とは?期間の目安と快適に過ごすための対策を解説

2025年8月9日

こんにちは。港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」です。

インプラントの模型

インプラント治療を検討しているものの、「治療中に歯がない期間ができてしまうのではないか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。歯がない期間が長引くと、見た目や食事、発音など日常生活への影響が心配になるものです。

しかし、治療の安全性や成功率を高めるためには、一定期間歯がない状態を保つことが必要な場合もあります。

この記事では、そもそもインプラント治療とはどのようなものか、なぜ歯がない期間が生じるのか、その理由や背景について詳しく解説します。インプラント治療を検討中の方や、治療中の生活に不安を感じている方はぜひ参考にしてください。

インプラント治療中に歯がない期間が生じる理由

インプラント治療中で歯が入る前の口腔内

インプラント治療では、治療の過程で一時的に歯がない期間が生じることがありますが、この記事ではその理由や治療の流れについて詳しく解説します。

インプラント治療とは

インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。

通常、インプラント体を骨に埋入した後、骨としっかり結合するまで一定期間待つ必要があります。

治療は、カウンセリングや検査、手術、そして人工歯の装着という複数のステップから構成されており、患者様の骨の状態や全身の健康状態によって治療期間や方法が異なります。

なぜ歯がない期間が必要なのか

インプラント体を埋入した直後は、骨とインプラント体がしっかり結合するオッセオインテグレーションという過程が必要です。

この期間は、無理に人工歯を装着するとインプラントの安定性が損なわれる可能性があるため、人工歯を装着せずに経過を観察します。また、抜歯後すぐにインプラントを入れない場合や、骨の再生が必要な場合も歯がない期間が生じます。

患者様の状態によっては仮歯を使用することもありますが、すべてのケースで可能とは限らないため、担当医と十分に相談することが大切です。

インプラント治療で歯がない期間の目安とスケジュール

インプラント治療で歯がない期間の目安とスケジュールのイメージ

インプラント治療を検討されている方が特に気になる歯がない期間について、その目安や治療スケジュールの違いを詳しく解説します。

歯がない期間はどれくらい続くのか

インプラント治療では、歯を抜いてから人工歯を装着するまでの間に「歯がない期間」が生じることがあります。

この期間は患者さんの口腔内の状態や治療方法によって異なりますが、一般的には抜歯後からインプラント埋入まで数週間から数ヶ月、さらにインプラント埋入後も骨と結合するまで2〜6ヶ月程度かかることが多いです。

治療内容や個々の治癒経過によって前後するため、事前に担当医と十分な相談が重要です。

前歯と奥歯で異なる期間の違い

前歯と奥歯では、審美性や咬合力の違いから治療スケジュールに差が出る場合があります。特に前歯は見た目への配慮から、仮歯を早期に装着することも検討されます。

一方、奥歯は咬む力が強くかかるため、骨との結合期間を長めに設定することがあります。それぞれの部位に応じた適切な治療計画が立てられます。

抜歯即時インプラントと通常インプラントの比較

抜歯即時インプラントは、歯を抜いた直後にインプラントを埋入する方法で、歯がない期間を短縮できる可能性があります。

ただし、適応には骨や歯肉の状態など条件があり、すべての症例で選択できるわけではありません。

通常インプラントは抜歯後に治癒期間を設けてから埋入するため、歯がない期間がやや長くなる傾向がありますが、より確実な治療が期待されます。

インプラント治療で歯がない期間中の対応方法

インプラント治療で歯がない期間中の対応方法について確認する女性と説明する歯科医師

インプラント治療で歯がない期間中は、見た目や機能面で不安を感じる方も多いため、適切な対応方法について詳しく解説します。

仮歯の役割と特徴

インプラント治療中に装着する仮歯は、歯がない部分の見た目を補うだけでなく、周囲の歯や歯ぐきの位置を安定させる役割があります。仮歯は取り外し式や固定式があり、食事や会話の際に不便を感じにくいように設計されています。

ただし、強い力をかけると破損することがあるため、硬い食べ物は避けるなど、日常生活での注意が必要です。

仮義歯(入れ歯)の種類と選び方

仮義歯には部分入れ歯や総入れ歯など複数の種類があり、歯がない範囲や口腔内の状態によって適切なものが選ばれます。部分入れ歯は残っている歯にバネで固定するタイプが一般的で、総入れ歯はすべての歯を補う場合に使用されます。

選択にあたっては、装着感や見た目、メンテナンスのしやすさなどを歯科医師と相談しながら決めることが大切です。

審美性・発音・噛み合わせを保つ工夫

歯がない期間中でも、仮歯や仮義歯を活用することで見た目の違和感を軽減し、発音や噛み合わせのバランスを維持することが可能です。特に前歯の場合は審美性が重視されるため、自然に見える素材や形状を選ぶことで、日常生活への影響を最小限に抑える工夫が行われます。

また、発音や咀嚼に不安がある場合は、歯科医師に相談し調整してもらうことが推奨されます。

インプラント治療で歯がない期間に気をつけること

指さしで注意点を確認する女性の手元

インプラント治療中に歯がない期間は、口腔内の健康を守り、治療をスムーズに進めるために特に注意が必要です。

食事で避けるべきものとおすすめの食材

歯がない期間は、硬いものや粘着性の高い食品を避けることが大切です。例えば、ナッツ類やフランスパン、キャラメルなどは傷口や歯ぐきに負担をかける可能性があります。

おすすめの食材としては、豆腐や煮物、スープ、ヨーグルトなど、やわらかくて消化しやすいものが挙げられます。これらは栄養バランスを保ちつつ、口腔内への刺激を最小限にできます。

仮歯・入れ歯のケア方法

仮歯や入れ歯を使用している場合は、毎食後にやさしく洗浄し、清潔を保つことが重要です。専用のブラシや洗浄剤を使い、強くこすりすぎないよう注意しましょう。

また、就寝時は外すよう指示されることが多いので、担当医の指示に従って管理してください。

歯ぐきや傷口の衛生管理

歯ぐきや傷口はとてもデリケートな状態です。うがい薬やぬるま湯でやさしく口をすすぎ、刺激の強い歯磨き粉やうがい薬は控えましょう。

腫れや痛み、出血が続く場合は、自己判断せず必ず歯科医に相談することが大切です。

インプラント治療で歯がない期間に起こりやすいトラブル

インプラント治療で違和感を感じる女性

インプラント治療で歯がない期間には、日常生活や口腔内の健康にさまざまなトラブルが起こりやすくなります。

仮歯や入れ歯の破損・脱落

インプラント治療中は、仮歯や仮の入れ歯を使用することが一般的ですが、これらは本来の歯や最終的なインプラントよりも耐久性が低いため、強い力が加わると破損や脱落が起こることがあります。

特に硬いものや粘着性のある食べ物を避けるなど、日常生活での注意が必要です。破損や脱落があった場合は、自己判断で修理せず、必ず歯科医院に相談しましょう。

歯並びや噛み合わせの変化

歯がない期間が長引くと、周囲の歯が空いたスペースに移動してしまうことがあります。これにより歯並びや噛み合わせが変化し、最終的なインプラントの位置や機能に影響を及ぼす可能性も考えられます。

歯の移動を防ぐためにも、仮歯や入れ歯を適切に装着し、定期的に歯科医師のチェックを受けることが重要です。

治療中に感じる痛みや違和感

インプラント治療の過程では、歯がない部分やその周囲に痛みや違和感を感じることがあります。

これは手術後の一時的な症状である場合が多いですが、痛みが長引いたり強くなったりする場合は、感染や他の問題が隠れていることもあるため、早めに歯科医師へ相談することが大切です。

インプラント治療で歯がない期間を快適に過ごすためのポイント

歯科医師とよく相談する女性

インプラント治療中に歯がない期間をできるだけ快適に過ごすための具体的なポイントについて解説します。

歯科医師とのコミュニケーションの重要性

インプラント治療の過程では、治療計画や期間、仮歯の有無など不安や疑問が生じやすくなります。こうした時は、遠慮せずに歯科医師へ相談することが大切です。

治療の進行状況や注意点、日常生活で気をつけるべきことなどを事前にしっかり確認することで、不安を和らげるだけでなく、トラブルの予防にもつながります。

また、症状の変化や違和感があれば、早めに伝えることで適切な対応を受けやすくなります。

自宅でできるセルフケアのコツ

歯がない期間は、口腔内の衛生状態を保つことが重要です。歯ブラシやデンタルフロスを使い、残っている歯や歯ぐきをやさしくケアしましょう。うがい薬を活用することで、細菌の繁殖を抑える効果も期待できます。

また、硬い食べ物や粘着性の高い食品は避け、やわらかい食事を心がけると、傷口や歯ぐきへの負担を減らせます。これらの工夫により、治療中のトラブルを未然に防ぐことができます。

治療期間を短縮するための最新技術や方法

近年では、インプラント治療の期間を短縮するための技術も進歩しています。例えば、抜歯と同時にインプラントを埋入する抜歯即時埋入や、治療中に仮歯を装着する方法などがあります。

ただし、これらの方法は患者さんの骨や歯ぐきの状態によって適応が異なります。最新技術を希望する場合は、歯科医師と十分に相談し、ご自身に合った治療法を選択することが大切です。

まとめ

笑顔のミドル世代の夫婦

インプラント治療では、人工歯根を埋め込んだ後、骨と結合するまでの期間や手術の工程によって一時的に歯がない状態が生じることが多いとされています。

この期間は数週間から数カ月が目安とされ、仮歯の使用や食事・口腔ケアに注意することが大切です。

歯がない期間中は見た目や咀嚼機能の不安、口内トラブルが起こりやすいため、歯科医師の指示に従い、適切なケアや生活習慣を心がけることが快適に過ごすポイントです。

インプラント治療を検討されている方は、港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」にお気軽にご相談ください。

当院では、院長が全ての患者さんを対応するなど、患者さんの悩みに本気で向き合っています。歯を守りたい、芸能人のような歯にしたい、他院で断られたなどのお悩みを抱えている方はぜひご連絡ください。

当院のホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

ご予約・お問い合わせ

03-6384-5430

  • MAIL相談
  • 24時間WEB予約

〒107-0062
東京都港区南青山2丁目11−11 ARISTO南青山4階

  • 東京メトロ「外苑前駅」徒歩4分
  • 東京メトロ「青山一丁目駅」徒歩6分

このページの先頭に戻る