奥歯を失ったら!インプラントを選択する…

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奥歯を失ったら!インプラントを選択するメリットとデメリット

2025年10月16日

こんにちは。港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」です。

奥歯をインプラントにするイメージ

奥歯は目立ちにくい部分ですが、食べ物をしっかりと噛むために非常に大切な役割を担っています。もし奥歯を失ったまま放置すると、噛む力の低下だけでなく、顎の骨が痩せたり、発音や顔貌にまで影響が出たりする可能性があります。

失った奥歯を補う方法にはいくつかありますが、なかでもインプラント治療を検討されている方もいらっしゃるでしょう。

今回は、失った奥歯をインプラントにするメリット・デメリット、治療にかかる費用について解説します。インプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

奥歯を失うことで起こる問題

奥歯を失って噛み合わせが悪くなり頭痛になった女性

奥歯を失うと、見た目の変化だけでなく、機能的にもさまざまな問題が生じます。ここでは、奥歯を失うことによって起こる問題について解説します。

噛み合わせが悪くなる

奥歯は食事の際に最も大きな力がかかる部分であり、しっかり噛み合うことで、食べ物を効率よくすり潰すことができます。

しかし、奥歯を失ったまま放置すると、噛み合わせのバランスが崩れ、残っている他の歯に過剰な負担がかかるようになります。また、前歯にかかる負荷が増すと、前歯の歯並びにも影響が及ぶことがあります。

さらに、噛み合わせのずれが原因で顎関節に負担がかかり、顎の痛みや頭痛、肩こりといった全身症状につながるケースもあるため注意が必要です。

顎の骨が痩せる

歯を失うと、顎の骨に刺激が伝わらなくなります。その結果、顎の骨は徐々に吸収されて痩せていきます。

特に奥歯は噛む力がかかるため、その分骨への刺激も強く、歯があることで顎の骨が健康に保たれていました。奥歯を失った状態が長期間続くと、骨の吸収が進み、将来的にインプラントを埋め込むための骨の量が不足することもあります。

また、骨が痩せることで顔の輪郭が変わり、年齢以上に老けて見えることもあるでしょう。

発音が不明瞭になる

奥歯を失うと、発音が不明瞭になることがあります。また、言葉を発する際に空気が漏れやすくなるため、滑舌が悪くなったように感じる人も少なくありません。仕事や日常生活で会話が重要な方にとって、発音の変化は大きなストレスとなることがあります。

奥歯のインプラント治療は難しい?

奥歯のインプラント治療が難しい理由を説明するイメージ

奥歯のインプラント治療は技術的に難易度が高いとされています。その理由について見ていきましょう。

骨の厚みと高さが不足しているケースが多い

奥歯のインプラント治療では、顎の骨の状態が非常に重要になります。

しかし、奥歯を失った部分では、骨の厚みや高さが不足しているケースが多く見られます。特に下顎の奥歯部分には神経(下歯槽神経)が通っており、インプラントを埋入する位置や深さに制限が出ることがあります。

一方、上顎では上顎洞と呼ばれる空洞が近接しているため、骨の高さが足りないことが多く、そのままではインプラントが固定できない場合もあります。こうしたケースでは、顎の骨を増やす処置が必要となり、治療期間が延びたり、追加で費用がかかったりすることがあります。

視野が狭く手術が難しい

奥歯の位置は口腔内の最も奥にあるため、手術時の視野が狭く、器具の操作にも制限が出てきます。口を大きく開けることが難しい方や、顎の開きが制限されている方の場合、さらに難易度が上がります。

インプラントを適切な位置や角度に埋め込むためには、高度な技術と経験が求められます。

噛み合わせの力が強い

奥歯は、食事の際に強い力がかかる部位です。そのため、奥歯にインプラントを埋め込む際には、この大きな咬合力に耐えうる設計と精密な治療が求められます。

また、奥歯にかかる咬合力のバランスが悪いと、他の歯や顎関節にも悪影響を与える可能性があります。そのため、奥歯のインプラント治療では、噛み合わせの調整が非常に重要になります。

奥歯をインプラントにするメリット

奥歯をインプラントにするメリットを説明するイメージ

奥歯を失った場合、治療の選択肢のひとつとしてインプラントが注目されています。ここでは、インプラントを選ぶことで得られるメリットについて解説します。

審美性が高い

インプラント治療は、人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。人工歯部分にはセラミックなどの審美性の高い素材が使用されるケースが多く、天然の歯のような見た目を再現できます。これによって、自然な笑顔を取り戻すことができるでしょう。

しっかり噛めるようになる

インプラントは骨としっかり結合するため、天然歯とほぼ同等の噛む力を取り戻すことができます。

部分入れ歯の場合は食べ物を噛み切る力が弱まり、食事の内容が制限されることがありますが、インプラントであれば硬いものや弾力のあるものでも問題なく食べることが可能です。

食べることは生活の質(QOL)に直結する重要な要素であり、インプラントはその回復に大きく貢献します。

顎の骨の健康を維持しやすい

インプラントは、顎の骨に直接埋め込むことでしっかりと固定されるため、噛む力が骨に伝わりやすく、顎の骨を健康に保つのに役立ちます。

顎の骨は、適度な刺激を受けることでその構造を維持していますが、歯を失った状態が長く続くと、その部分の骨は次第に吸収されてしまいます。特に奥歯のように強い力がかかる部分では、歯がないことで骨への刺激が失われ、顎の骨が大きく痩せることがあるのです。

しかし、インプラントは天然歯と同じように骨に刺激を与えるため、骨の吸収を防ぎやすく、長期的に見た目や機能を安定させることが可能です。これにより、顔の輪郭が維持されやすく、老けた印象を与えにくくなるという審美的なメリットもあります。

周囲の歯に影響を与えない

ブリッジ治療では、欠損部の両隣の歯を削って支台にする必要がありますが、インプラントでは独立して支えることができるため、周囲の健康な歯を削る必要がありません。これは歯の寿命を延ばすうえで大きなメリットとなります。

また、部分入れ歯のように他の歯に固定することもないため、周囲の歯に負担をかけずに機能を回復することができます。長期的に口腔内の健康を維持するためには、他の歯を守るという視点も重要です。

奥歯をインプラントにするデメリット

奥歯をインプラントにするデメリットを説明するイメージ

一方で、インプラント治療にはデメリットも存在します。治療を検討するうえで、これらの側面についても理解しておくことが重要です。

外科手術が必要

インプラント治療では、歯ぐきを切開し、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を行います。局所麻酔で行われるとはいえ、術後には腫れや痛み、出血が生じることもあります。

さらに、骨が不足している場合には、骨を増やす手術が必要になることもあり、身体的な負担は少なくありません。高血圧や糖尿病などの持病がある方は、治療前に医科との連携が必要になることもあります。

外科的処置が不安な方にとっては、この点がインプラント治療の大きなハードルとなる可能性があります。

治療期間が長い

インプラント治療は、即日で完了するものではありません。人工歯根を顎の骨に埋め込んだあと、結合するまでには通常2~6か月の治癒期間が必要です。さらに、顎の骨を増やす治療を行う場合や、口腔内の状態によっては、さらに治療期間が長くなることもあります。

忙しい日常のなかで、通院のスケジュールを調整することが難しい方にとっては、治療期間の長さが課題となるでしょう。

適応できない場合がある

インプラント治療は、すべての患者さんに適応できるわけではありません。

顎の骨が極端に痩せている場合には、インプラントの固定が困難になります。また、重度の歯周病がある方や、喫煙習慣のある方、全身疾患を抱えている方などは、治療の成功率が下がる可能性があるため、慎重な判断が求められます。

事前の精密検査を通じて、インプラント治療が安全に行えるかどうかを評価する必要があり、適応外となった場合は、ブリッジや入れ歯などのほかの治療法を検討することになります。

費用が高額

インプラントは基本的に自由診療となるため、費用は全額自己負担となります。奥歯1本あたりの治療費は、歯科医院や地域によって異なりますが、おおむね30万円~50万円程度が相場です。

また、治療後も定期的にメンテナンスを受ける必要があり、長期的な視点でのコストも考慮しなければなりません。

このような費用面のハードルから、治療をためらう方も少なくありませんが、長期的な満足度を得られることを考えれば、十分に検討の価値がある選択肢と言えるでしょう。

奥歯のインプラント治療にかかる費用

奥歯のインプラント治療にかかる費用のイメージ

奥歯のインプラント治療には、1本あたり30万円〜50万円程度の費用がかかるのが一般的です。このなかには、インプラント体の埋入手術、アバットメント、被せ物(上部構造)などの費用が含まれます。

また、骨造成やサイナスリフトといった追加処置が必要になると、さらに費用がかかります。

治療内容や歯科医院によって費用は異なるため、事前に見積もりを取って確認することが大切です。

まとめ

奥歯をインプラントにして快適に食事をする女性

奥歯は、食事の際に大きな力がかかる重要な部位であり、その機能を失うと噛み合わせの乱れや顎の骨の吸収、発音の問題など、さまざまな悪影響が生じます。そうしたなかで、インプラント治療は奥歯の機能を回復し、見た目や健康を維持するための効果的な選択肢の一つです。

インプラントには多くのメリットがある一方で、外科手術が必要、高額な費用がかかるなどといったデメリットもあります。そのため、治療前には歯科医師から十分に説明を受け、納得したうえで治療法を選ぶことが重要です。

インプラント治療を検討されている方は、港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」にお気軽にご相談ください。

当院では、院長が全ての患者さんを対応するなど、患者さんの悩みに本気で向き合っています。歯を守りたい、芸能人のような歯にしたい、他院で断られたなどのお悩みを抱えている方はぜひご連絡ください。

当院のホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

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